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CDショップのWAVEが破産

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 帝国データバンクは、CDショップ経営のWAVEが6日付けで自己破産申請の準備に入ったと発表した。同社は6月28日付で債務整理に入っていたが、7月末に全店舗を閉店したという。

 WAVEは、1993年1月に音響、映像ソフト小売を目的に設立。「WAVE」の店舗名で、音楽CDを主体にDVDなど音響、映像ソフト、関連商品や書籍類を販売。ピーク時には40店舗強にまで拡大し、97年2月期には年売上高約122億円を計上していた。

 近年は、市場の縮小を受け店舗のスクラップを進めていた。一方で、アーティストイベント事業、家族向けのキャンドルクラフト事業、地下鉄構内でドーナツなどの各種洋菓子を販売するスイーツ事業などを立ち上げたが軌道に乗らず、2010年8月期には年売上高約53億2800万円にまで落ち込んでいた。2月末までにアーティストイベント事業、スイーツ事業から撤退。5月までに21店舗を閉鎖し8店舗の運営にするなどリストラを進めていたが、販売不振に歯止めがかからなかった。負債は債権者約173名に対し約24億5000万円だが、今後、膨らむ可能性があるという。

《RBB TODAY》

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