「エコカー」への関心は増加傾向だが、約7割が「値段が高すぎて手が出せない」
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まずハイブリッド・電気自動車に対する関心度を尋ねると、71.4%が「関心がある」(「関心がある」+「やや関心がある」)と回答。さらに東日本大震災後にハイブリッド・電気自動車への「関心が増した」(「増した」+「どちらかと言えば増した」)とした人は77.1%になり、震災を機に環境配慮型の商品を重視する傾向にあるようだ。
しかしハイブリッド・電気自動車への考え方として、「今持っている車からハイブリッド自動車や電気自動車に買い換えることは良いことだと思う」という項目に76.0%が「そう思う」(「そう思う」+「ややそう思う」)と回答している一方で、「興味はあるが、値段が高すぎて手が出せない」という項目に74.4%が「そう思う」と答えており、興味はあるが価格がネックとなる場合が多いことが伺える。
また様々な自動車についてエコカーと思うかどうかを聞いたところ、96.8%が「ハイブリッド自動車」を、96.1%が「電気自動車」を「エコカーである」と答えたほか、「排出ガスの少ない車」や「低燃費のガソリン車」「軽自動車」についても、それぞれ75.7%、73.3%、56.9%が「エコカーである」と回答したことから、自動車の型態に関わらず、環境への負荷がより小さい自動車であれば「エコである」と考えられる傾向にあった。
近年ではエコカーへの関心の高まりから、自動車メーカー各社はガソリン車においても低燃費な車種を投入し始めており、ハイブリッドとEVに続く「第3のエコカー」として注目されている。例えば9月に発売されるダイハツ「イース」は、従来の燃費測定条件に比べより厳しい新燃費基準「JC08モード」において、1リットルあたり30kmの燃費性能を確保している。また価格もエントリーモデルで80万円をきっており、環境へ配慮しつつも、購入価格を抑えたいユーザーの取り込みを狙う。
《RBB TODAY》
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