ゲリラ雷雨は8月末がピークか? ゲリラ雷雨メールで対策
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今夏のゲリラ雷雨は昨年の3割増……8月下旬は全国的に回数増
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7月末は全国的にゲリラ雷雨が発生しやすい状況になり、8月上旬も予想以上にゲリラ雷雨の発生が多くなった。一方で、8月中旬には高気圧の張り出しが強まり、比較的発生は少なくなった。
しかし、期間を通して山沿いでは連日のように発生し、7月22日から8月15日までで、福島県で232回、栃木県で263回、群馬県で213回のゲリラ雷雨が発生。被災地周辺でも昨年と比べて発生が多く、シーズンを通してみると、全国的に昨年より3割以上多く発生する見込みという。
今後、8月下旬から9月の発生傾向としては、8月下旬は、太平洋高気圧の張り出しが弱まることで前線が南下し、雨が降る見込み。24日以降は太平洋高気圧の勢力が再び強くなるため、前線が北上し、南からの暖かく湿った空気が流れ込みやすくなり、西日本・東日本ともにゲリラ雷雨が発生しやすくなると予想されている。
9月以降は、日本付近は高気圧や低気圧が交互に通る周期変化の天気となり、ゲリラ雷雨は減少する一方で、低気圧や秋雨前線付近での天気の崩れに注意が必要という。
ウェザーニューズでは、ゲリラ雷雨の発生を予測し、発生前に「ゲリラ雷雨メール」を送信するサービスを提供している。2万5千人の登録者から寄せられる雲の様子やコメントと、現在全国80か所の「WITHレーダー」のデータ解析により、ゲリラ雷雨を予測し、8月15日時点で、東京で90.2%、大阪で78.9%、全国平均で約80%の確率でゲリラ雷雨の発生前に「ゲリラ雷雨メール」を送信しているという。
《田村 麻里子》
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