ブラザー、シースルー型ヘッドマウントディスプレー「AiRScouter」の事業化を決定
エンタープライズ
企業
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
NEC、スカウター型の業務支援システム「Tele Scouter」を世界初で商品化
-
NEC、観光地向けの多言語音声翻訳の実証実験を開始 〜 テレスカウターなどウェアラブル端末も使用

「AiRScouter」は、シースルー型のヘッドマウントディスプレー。光源部に高精細の液晶パネルを採用し、光源部からの画像をハーフミラーで反射させて目に投射する。これにより、あたかも目の前に半透明なディスプレーがあるかのような感覚で、実際の視野に重ねて、パソコンやスマートフォンなどから出力された画面を見ることができる。1m先に16インチのフルカラー画面を見る場合と同様の視認性を実現した。また、12ポイントの細かい文字まで視認でき、マニュアルなどの文書確認にも利用できる。ディスプレー部分が約64g、全体(ディスプレー・メガネフレーム・ケーブル)の重量で約106g。代替品として16インチの一般的なディスプレーを想定した場合、それに比べて電力消費量も約20分の1となる。
ブラザー工業では、作業の複雑化や多様化によりマニュアル等の確認が必要な工場での機器組立や修理・メンテナンスサービス現場、倉庫での商品・部品ピッキングなどの作業現場におけるニーズを見込んでいるとのこと。
本製品は、日本電気(NEC)の現場業務向けウェアラブルコンピュータ端末「Tele Scouter(テレスカウター)」のディスプレーとしてすでに採用が決定しており、今秋より国内販売子会社であるブラザー販売を通してNEC向けに出荷を開始する。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/