シャープ、チューナー部とディスプレイ部を分離した“フリースタイルAQUOS”
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この仕組みは、以前の20V型モデルにも採用されていたが、今回はその仕組みを20V型以上にも広げた形だ。
同社では今回の製品を“フリースタイルAQUOS”としており、テレビの置き場所を選ばず、視聴スタイルや使い方を広げるのが狙い。チューナーボックスと液晶テレビ部を分離し、ワイヤレス通信で放送波を送ることで、アンテナコンセントの近くにテレビを設置する必要性がなくなると強調する。また、液晶テレビの壁掛けスタイルの普及にも貢献するだろうと予想している。さらに、外付けHDDをチューナー部に接続することで、ワイヤレスで録画コンテンツを視聴することも可能。テレビとチューナー部を(1)直接無線接続(2)ルーター経由の無線接続(3)ルータ経由の有線接続といった3種類の接続方法が選択できる(20V型はルータ経由の有線接続に非対応)。
執行役員 AVシステム事業統括 兼 AVシステム事業部長の中村恒夫氏は、今回の製品について「夢の壁掛けテレビやどこでもテレビを実現し、本格普及させる商品」「薄型を追求し、ワイヤレス技術によるレイアウトフリーを実現している」と強調。執行役員 オンリーワン商品・デザイン本部長 兼 ブランド戦略推進本部長の岡田圭子氏は「どんな空間のどんな場所にでも設置できる一枚のテレビ」「一人で持ち運べるほど軽く、壁に溶け込むほど薄いテレビ」と表現した。
テレビ(液晶ディスプレイ部)にはバッテリーは内蔵していないため、AC接続は必要となるが、設置場所がアンテナ配線にしばられない、テレビのまわりをすっきりできるなど、メリットは大きい。
今回のシリーズは、軽量・薄型化が図られているのも特徴だ。重量は同社比で約30~50%削減されており、最薄部は40V型で2.7cm。現状のテレビのフレーム・パネル構成は、前キャビ・ベゼル・パネルガイド・液晶パネル・光学シート・バックライトシャーシ・トレイシャーシ・スタンド金具・後キャビという構成になっているが、今回のF5ラインでは全5枚構成に。フレームキャビ・液晶パネル・光学シート・バックライトシャーシ・後キャビという構成にするとともに、シャーシをアルミにしている。
予想実売価格は「LC-60F5-B/S」が38万円前後、「LC-40F5-B/W」が15万円前後、「LC-32F5-B/W」が11万円前後、「LC-20F5-B/W」が8万円前後となっている。発売日は「LC-60F5-B/S」と「LC-20F5-B/W」が10月28日、「LC-40F5-B/W」と「LC-32F5-B/W」は9月15日を予定している。
専用オプションとして、LC-20F5専用壁掛けフック「AN-20WL1」(6,300円)、壁ごとラック(60V型用)、壁ごとラック(40V型/32V型用)を用意する。
《RBB TODAY》
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