セイコーエプソン、生産ラインの前行程を簡略化する画像処理システムを開発
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スマートフォンや車載用電子部品など、小型電子機器の生産拠点となっている新興市場で、産業用ロボットを生産ラインに導入して生産性の向上を図りたいという要望が急速に高まっている。
反復作業に優れた産業用ロボットを単体で使用する場合、ロボットと連動し、作業対象の部品を専用の位置決め装置を用いて正確に配置するなど、前工程を綿密に設計する必要がある。多品種少量生産で頻繁に生産ラインを変更する場合、この位置決め装置を品種ごとに用意して交換する必要がある。
このため、専用の位置決め装置を用いず、定位置に部品を配置しなくても、ロボットが部品の位置や方向を認識して作業できる画像処理システムのニーズが拡大している。
同社では、産業用ロボットの組立作業と併用でき、自動化した生産ラインの設計自由度を高められる認識速度・精度に優れた画像処理システムを開発した。製品をロボットと併用することで、部品配置の専用位置決め装置などを使わずに、多品種・少量生産への対応が可能になるとしている。
《編集部@レスポンス》
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