電子書籍を読むのに使いたい端末、「スマホ」が33.9%と躍進…楽天調べ
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まず電子書籍の認知を聞いたところ、「よく知っている」(20.2%)、「やや知っている」(50.8%)の合計は71.0%。性年代別で見ると、「よく知っている」は男性20代がトップ(30.0%)、続いて男性30代(28.0%)という結果となった。性別で見ると、男性は「よく知っている」が25.2%と、女性に比べて10ポイントも多い結果となり、男女差が大きいことがうかがわれた。
次に、電子書籍の今後の利用意向を聞いたところ、「利用したこともあるし、今後も利用したい」(13.3%)と「利用したことはないが、今後利用したい」(44.0%)の「利用したい」の合計が57.3%で半数以上になった。ただし、昨年調査と比べると利用意向層は7ポイント減少していた。利用意向者に利用したい理由を聞いたところ、「何冊も書籍を持ち運ぶ必要がなく、手軽になるから」が69.1%でトップ。また、反対に電子書籍非利用意向者にその理由を聞いたところ、「紙で読む方が好きだから」が56.9%でトップという結果となった。
さらに、電子書籍利用意向者を対象に、どの端末で読みたいか聞いたところ、「パソコン」が45.9%でトップ、続いて「スマートフォン」(33.9%)、「iPadなどのタブレット型多機能携帯端末」(30.0%)という結果となった。昨年調査に比べると、スマートフォンは 18.7ポイント増と大きく躍進し、タブレット型多機能携帯端末を上回る結果となっている。
最後に、電子書籍専用端末がいくらであれば購入するか聞いたところ、「5,000円以下」が45.0%ともっとも多く、昨年調査以上に低価格への要望が進んだ。前問で、スマートフォンやタブレット型多機能携帯端末への利用意向が高いことからも、電子書籍を“読む”だけ専用端末は不人気で、多機能端末の提供やコンテンツの充実を望む声の高さがあきらかとなった。
《冨岡晶》
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