シャープ、家庭内消費電力を専用タブレットで確認できるHEMS開発 | RBB TODAY

シャープ、家庭内消費電力を専用タブレットで確認できるHEMS開発

エンタープライズ ハードウェア
電力見える化システムのイメージ
電力見える化システムのイメージ 全 2 枚
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 シャープは2日、発電量や売電電力量など、家庭内における個別の家電機器の消費電力を、専用タブレット端末で確認できるHEMS(Home Energy Management System)である「電力見える化システム」を開発したことを発表した。

 一般的なHEMSは、通常ブレーカ単位のいくつかの機器の合計消費電力を表示するものだが、新システムは、簡単な取り付けで、機器ごとの消費電力を見ることが可能。また専用タブレット端末を採用することで、確認する場所を選ばず、使いやすさを向上させた。シャープ製太陽光発電システムと組み合わせて、主に住宅メーカー向けに提供する。

 本システムは、「タップ」「中継機」「専用タブレット端末」で構成されており、家庭内のコンセント口に「タップ」を取り付け、エアコンや冷蔵庫などの家電機器のプラグを差し込むことで、特別な配線工事をすることなく設置できる。これらの家電機器一台ごとの消費電力情報が、「中継機」を介して「専用タブレット端末」に送信され、タブレット端末の画面上に、太陽光発電システムの発電量(稼働状況)に加えて、「タップ」に接続した家電機器の、個別および居室単位の消費電力などの情報がリアルタイムで表示される。

 今後同社では、HEMSによる太陽電池、蓄電池、各家電機器などのエネルギー関連機器の最適化制御や、クラウドサービスとの連携を図り、エネルギーソリューション事業を展開していく。

《冨岡晶》

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