凸版印刷、様々な形状に加工可能なNFC対応ICタグを販売開始
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NFCは、ISOで規定された国際標準の近接型無線通信方式。FeliCa通信方式にも対応し、非接触ICカード機能やリーダ/ライタ機能、機器間通信機能などが利用できる。今回凸版印刷は、ISO14443-TypeA、FeliCa、ISO15693に対応し、高感度で高い耐久性を持つ小型アンテナを開発し、タグの小型化や各種形状への加工を可能にした。これにより、既存のプラスチックカード型に加えて、キーホルダー型、携帯クリーナー型、ラベルタグ型、携帯ストラップ型、リストバンド型など多様な形状バリエーションのICタグを製造できる。
同社では、NFC関連の市場は2015年までに累計300億円になると想定しており、コンサートやプロスポーツ観戦のチケッティング機能が付いたファンクラブ会員証、アミューズメント施設や入浴施設などのポイント管理、入館管理用、年間パスポートなどの活用を想定しているという。価格は、1万個製造した場合に1個あたり350円~(携帯クリーナータイプで)。2012年度1億円の売上を目指す。さらに今後は、非接触IC決済サービスのpaypass、Visa payWaveなど電子マネーに対応したICタグ製品の開発を行っていく予定。
《冨岡晶》
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