氏は会場の中心に移動しながら、呼び掛ける。「この会場でFacebookのアカウントを持っている人はどれだけいますか?」「見ていただきたい。これがソーシャル革命だ」。氏はFacebookに代表されるソーシャル革命が起こり、これらの利用はメールの利用を超えると話す。また、ハードウェアと企業の関係にも変化は起きており、従業員のためにタブレットやスマートフォンを導入する企業は、2010年の21%から2011年の51%へ増加したことを挙げた。問題なのは、この流れの中で、企業の中に“ソーシャルデバイド”が起きており、従業員や顧客と企業間の溝をどのようにブリッジしていくかが重要だと話した。
そのステップとしては、(1)ソーシャルカスタマープロファイルをデータベースとして作成すること(2)従業員のソーシャルネットワークを作成すること(3)プロダクトソーシャルを作ることが重要だとした。
同社ではいち早く、ソーシャルネットワーク機能を取り入れた「Chatter」を展開しているが、ここにも今回新機能“Chatter Now”を導入し、同僚のオンライン状況を確認できるようにした。また、データベースではiPhoneやiPad、Androidなどアプリケーション構築とも連携したクラウドデータベース「Database.com」を発表している。