シトリックス、最新仮想化ソリューション群「XenDesktop 5.5」「XenClient 2」発表
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「XenDesktop 5.5」では、150以上の新機能が追加され、ユーザビリティやパーソナライズ機能が大幅に向上した。Citrix HDXも高速化し、仮想デスクトップを従来の最大3倍の速さでLANおよびWANユーザーに配信可能となった。他にも、印刷・スキャンの速度が6倍に、アプリケーション起動速度が2倍に高速化されている。また、2011年8月に買収したRingCubeから取得したテクノロジー「Personal vDisk」がすべてのエディションに搭載された。またXenDesktop 5.5により、「Personal vDisk」を用いてパーソナルなVDIデスクトップを配信することが可能となっている。この技術はXenDesktop 5.5のすべてのエディションで無償提供される。なおXenDesktop 5.5は、Microsoft Hyper-Vの主要機能であるMicrosoft RemoteFXに対応している。HDXとRemoteFXを搭載したXenDesktopにより、エアロ機能を持つWindows 7のデスクトップ向けリッチコンテンツが実行されている場所がサーバーであるかクライアントデバイスであるかに関係なく、デスクトップインフラを単一の画面で管理することが可能。
またXenDesktop 5.5には、アプリケーション仮想化を実現するソリューションとして、新しい「Citrix XenApp 6.5」が内蔵された。エンドユーザーは新しいInstant App Access機能により、アプリケーションの起動時間を50%短縮できる。さらに、XenAppで配信されたアプリケーションを、仮想デスクトップといっしょに、XenDesktop Desktop Directorコンソールから管理できる。
さらにXenDesktop 5.5には、Enterprise以上のエディションの一機能として、「Citrix XenClient 2」が搭載された。XenClient 2ネットワークに接続されていない場合でも仮想デスクトップを利用できるベアメタルクライアントハイパーバイザーとなっている。FlexCastデリバリーモデルの1つとなるXenClient 2は、従来と比べて3倍以上となるPCやノートパソコン上での動作が確認されている。XenClient 2は8日より国内提供が開始となっている。
XenDesktop 5.5は、2011年第4四半期にシトリックス認定パートナーより一般向けに提供が開始される予定。XenApp 6.5はXenDesktop 5.5と同時に、単体製品としても提供される予定。両製品ともに価格はオープン価格。
《冨岡晶》
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