野田新総理のブログ「官邸かわら版」がスタート…初投稿は「被災地の視察」、鉢呂氏騒動にも言及
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初投稿のタイトルは「被災地の視察」。野田新総理は「国民の皆さん、こんにちは。このたび、内閣総理大臣を拝命しました野田佳彦です。国民の皆さんに、この内閣の仕事ぶりをお伝えするために、歴代の先輩総理にならって、まずはブログを始めてみることにしました」と挨拶。続く記事内で、8日に福島、9日に三重・奈良・和歌山、10日に宮城・岩手の各県を順に訪問した模様を記述している。
福島では、福島第一原発の敷地内を視察したほか、放射性物質の除染のモデル事業を行っている伊達市の集会所と小学校、福島県庁などを訪問したとのこと。また 三重、奈良、和歌山の南紀三県は、陸路からとヘリコプターで上空から被災状況を視察したとして、その様子を文章で説明している。そして岩手と宮城の訪問では、「この津波の破壊力を上回るエネルギーを被災地に投入しなければなりません」として復興への意気込みを語っている。
また文末では「被災者の心情に配慮を欠いた不適切な言動によって辞任した閣僚が出たことは、実に残念です。国民の皆様の信頼を取り戻せるよう、内閣が一丸となって、原発事故の収束と被災者支援に邁進することで、責任を果たしていきたいと思います」と、鉢呂吉雄経済産業相の辞任にも触れている。
野田総理は、「駅前での早朝演説です。そして、手作りのビラに毎週の活動報告やメッセージを記し、『かわら版』と称して、選挙区の方々にお配りし続けてきました」と説明しており、ブログタイトルはそれに習ったものとのこと。
《冨岡晶》
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