佐良直美復活! 27年ぶりの新曲がTBSドラマ「居酒屋もへじ」の主題歌に
エンタメ
音楽
注目記事

「いのちの木陰」は、昨年11月に発表した佐良の新曲。芸能界を離れて久しい彼女が、実に27年ぶりに新曲をリリースしていたのだった。今回はさらに石井ふく子プロデューサーからの希望で、ドラマのために彼女が作曲した挿入歌もレコーディングし、久しぶりにドラマから佐良の歌声が流れる。
佐良はデビュー曲の「世界は二人のために」(1967年)、「いいじゃないの幸せならば」(1969年)などの大ヒットで一世を風靡したほか、石井プロデューサーの人気ホームドラマ『肝っ玉かあさん』(1968年4月~72年1月)や『ありがとう』第4シリーズ(1974年5月~75年4月)で、女優としてのドラマ出演と同時に歌手としてテーマ曲も受け持った。今回の主題歌はそれ以来で、なんと37年ぶりということになる。
昨年の夏、「いのちの木陰」のレコーディングに立ち会った石井プロデューサーは、「そのとき初めて聴いたんですが、声が温かくて、気持ちの中にすうっと音が入ってきました。これは将来の仕事のためにとっておこうと思いました」と当時を振り返る。そして今回、「心のふれあいを描く『居酒屋もへじ』にぴったり」とテーマ曲に即決したという。
佐良自身もコメントを発表。「挿入歌の制作にあたって、ドラマのビデオを3回観ました。テーマ曲の『いのちの木陰』のコード進行に合わせて、切なさと軽やかさがにじむ2曲をつくりましたが、久しぶりのことで譜面を書くのに苦労しました」と苦笑い交じりで語る。それでも6時間に及ぶレコーディングも難なくこなし、プロの真髄を見せつけた。
《関口賢》
特集
この記事の写真
/