日本HP、VMware vSphereに最適化した仮想化アプライアンス「HP VirtualSystem for VMware」
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
HPでは、次世代ITインフラストラクチャ製品群の1つ「HP Converged Systems」として、「HP CloudSystem」「HP AppSystem」を提供してきたが、これらの2つに加えて、クラウド環境を見据えた仮想化基盤「HP VirtualSystem」を発表したとしている。その第一弾としてVMware vSphereを導入するユーザ向けのアプライアンス「HP VirtualSystem for VMware」の提供を行う。
「HP VirtualSystem for VMware」は、サーバ、ストレージ製品、ネットワーク環境などの基盤コンポーネントと、最新の仮想化ソフトウェア「VMware vSphere 5」、運用管理ツール「HP Insight Control for VMware vCenter」、さらに工場での導入サービス、24時間年中無休の保守サービス等を組み合わせたアプライアンス製品。HP BladeSystemと同一のテクノロジーを採用した仮想化基盤のリファレンス構成となっている。また将来的に運用の自動化・クラウド化を目指す場合はHP CloudSystemにアップグレードすることも可能。
「HP VirtualSystem VS1」はHP ProLiant DL380 G7×2~とHP P4500 SAN×2~を組み合わせ、約400台までの仮想マシン(VM)の集約を想定した小~中規模向けアプライアンス。価格は26,000,000円。「HP VirtualSystem VS2」はHP BladeSystem(HP ProLiant BL460c G7サーバ×6~)とHP P4800 SAN×2を組み合わせ、約1,200台までの仮想マシンの集約を想定した中~大規模向けアプライアンス。価格は59,000,000円。「HP VirtualSystem VS3」はHP BladeSystem(HP ProLiant BL460c G7サーバ×16~)とHP 3PAR Storage Systems F400×1台~を組み合わせ、約6,000台までの仮想マシンの集約を想定した大規模向けアプライアンス。高い信頼性・パフォーマンスが求められる仮想環境やマルチテナント環境に最適な内容となっている。価格は137,000,000円。いずれの共有ストレージも、vSphere API for Array Integration(VAAI) に対応しており、また、VMware vShieldに対応したIPS製品HP TippingPointをオプションで追加可能。
《冨岡晶》
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