The Linux Foundation、MeeGo後継の新オープンプラットフォーム「Tizen」発表
エンタープライズ
ソフトウェア・サービス
注目記事

Tizenは、LiMoとThe Linux Foundationのオープン ソース テクノロジを結合したもので、Linuxベースのモバイルプラットフォーム「MeeGo」の後継となる。MeeGoプロジェクトではこの発表にあわせて、開発者のTizenプロジェクトへの移行を公式ブログにおいて発表するとともに、Tizenサイトへのリンクをトップページに掲載した。
Tizenでは、堅牢で柔軟な標準準拠のHTML5およびWAC(Wholesale Applications Community)開発環境を追加することにより、デバイスに依存しないアプリケーションを効率的に開発可能なプラットフォームとなる見込み。さらにTizenでは、最先端のリファレンス ユーザーインターフェイスを提供し、オペレーターやメーカーによるカスタマイズを可能とする予定。
Tizenは、The Linux Foundationによって運営され、業界標準に準拠したクロスアーキテクチャのソフトウェアプラットフォームとして、スマートフォン、タブレット、スマートテレビ、ネットブック、車載インフォテインメントシステムなど各種デバイスをサポートするものになるとのこと。
Linux Foundationのエグゼクティブ ディレクターであるJim Zemlin氏は「The Linux Foundationは、Tizenプラットフォームを運営できることを嬉しく思います。Tizenのようなオープン ソース プラットフォームにより、Linuxを利用できるデバイスが広がることは、大変喜ばしいことです。LiMo Foundationおよび プロジェクトのメンバーとの協力作業を楽しみにしています」とのコメントを寄せている。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/