光海底ケーブルシステム「APCN2」の増設が完了 ……毎秒40ギガビット端局装置を採用
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「APCN2」は、NECが2001年に納入した毎秒10ギガビットの光波長多重方式に対応した光海底ケーブルシステム。日本、中国、韓国、台湾、マレーシア、シンガポール、フィリピンを結び、全長約1万9千キロメートルにおよぶネットワークとなっている。今回の増設は、急増する通信トラフィックに対応するもので、発注者は、アジア太平洋地域の主要通信キャリア14社(AT&T Services Inc.、中華電信、中国通信、中国連通、Cable & Wireless Worldwide、KDDI、KT、NTTコミュニケーションズ、PLDT、Reach、ソフトバンクテレコム、SingTel、StarHub、テレコムマレーシア)からなるコンソーシアムとなっている。
今回の増設において、NECは毎秒40ギガビットの光波長多重方式に対応した光海底ケーブル用端局装置「NS Series T640SW Line Terminal Equipment」を納入した。設置個所は、日本2か所、韓国、中国本土2か所、香港、台湾、フィリピン、マレーシア、シンガポール。これにより、既存の伝送容量を最大4倍増大させることが可能。
既設の大規模光海底ケーブルシステムにおいて、毎秒40ギガビットの光波長多重化方式が採用されるのは、世界初だという。
《冨岡晶》
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