総務省、全電気通信サービスの最新契約数・シェアを公表……固定・IP・携帯電話、ネット接続など
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
それによると、2011年6月末時点での加入電話(NTT東西加入電話、直収電話、0ABJ-IP電話およびCATV電話)の契約数は5,719万。前期比では、引き続き0.5%減と減少傾向となっている。加入電話におけるNTT東西のシェアは80.5%(前期比0.4ポイント減)で、こちらも減少傾向だ。
一方で、IP電話の利用番号数は、2,642万と前期比2.4%増でと増加傾向が続いている。このうち、0ABJ-IP電話については、利用番号数は1,864万(前期比4.1%増)となっている。シェアについては、NTT東西は66.5%(前期比0.2ポイント減)、KDDIは16.7%(前期比0.6ポイント増)となっている。なお、050-IP電話については、利用番号数は778万(前期比1.5%減)と減少。シェアについては、ソフトバンクBBは41.1%(前期比0.7ポイント減)と減少が続いているのに対し、NTTコミュニケーションズが37.9%(前期比0.6ポイント増)と微増した。
移動体通信の契約数は1億2,524万(前期比1.6%増)。うち携帯電話の契約数は、1億2,125万(前期比1.4%増)、399万(前期比6.4%増)といずれも増加している。シェアについては、NTTドコモは46.6%(前期比0.5ポイント減)と減少、KDDIは26.6%(前期比0.2ポイント減)とほぼ横ばい、ソフトバンクモバイルが20.9%(前期比0.3ポイント増)と微増した。
インターネット接続では、ブロードバンドサービス全体の契約数は3,552.9万(前期比1.7%増)。なかでも、3.9世代携帯電話パケット通信サービス(LTE)の契約数が12.1万(前期比約4.7倍)、BWA(WiMAX)の契約数が103.6万(前期比27.7%増)と大幅に増加したのが特徴となっている。FTTHの契約数は、2,093万(前期比3.5%増)と増加。シェアについては、NTT東西が74.5%、電力系事業者が9.2%、KDDIが8.8%(いずれも前期比±0)と変化はなかった。
《冨岡晶》
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