ソニー、米テキサス州で「ピーカンストリート・スマートグリッド・実証プロジェクト」参加
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実証実験参加企業として、「ユーザーにとって実用的なだけでなく、楽しく継続的に利用したくなるHEMS(ホームエナジーマネージメントシステム)」を構築し、実用化に向けての検証を行うとのこと。スマートグリッドへの取り組みにおいてソニーは、エンドユーザーのべネフィット創造を同時に生みだすことを目指しており、同じくユーザーベネフィットの創造を重視している“Pecan Street Smart Grid Demonstration Project”に参加することが最適と考えたとしている。
実験は、米Pecan Street社が中核となり、米国テキサス州オースチンで、2012年3月より2年(最大5年)にわたり、最大500軒を対象に実施する。HEMSのローコスト化を実現する新技術の検証のほか、ソニーグループの持つCE機器、エンタテインメント等を利用した付加価値の提案、QOL(Quality of Lifeクオリティーオブライフ)を維持しながら効率的な省電力マネジメントの検証などが行われる予定。
具体的には、従来のように、分電盤や、機器毎に電力を測定するための装置を取り付けることなく、分電盤のメイン配線1か所の電流波形を測定するだけで、家のなかの主要な機器それぞれの測定が可能なシステムを構築する。また、TV用インターネット接続機器を対象の全家庭に導入。これにより、リビングにおいてTVを見るのと同感覚でいつでもエネルギーマネジメントのポータルサイトを閲覧できるようにする。ゲームやフリーコンテンツの配布なども行う。そのほかネットワーク経由でコントロール可能なサーモスタットを全戸に導入し、ピーク時間帯に、ユーザーに不便を感じさせない範囲内で空調制御を行うことも視野に入れているという。
《冨岡晶》
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