【CEATEC 2011(Vol.35)】スペックを追求した東芝の太陽光発電システム
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東芝は、住宅向け太陽光発電システムへの参入は後発組で、2010年秋から本格的な取り組みを開始した。9月に発売した「住宅用太陽電池モジュール240W」は米国サンパワーの単結晶太陽電池モジュールを採用。このモジュールは受光面積が従来品よりも約3%拡大しており、240Wの高出力と住宅用太陽電池モジュールとしては、世界最高の最大モジュール変換効率19.3%を実現しているという。
東芝の説明員によると、「後発組の我々としては、先行するメーカーに対する優位点を訴求する意味でも“高効率”というスペックを前面に押し出した。太陽光発電システムの仕組みは複雑でなかなか理解しきれない。そこでカタログスペックで分かりやすく訴求できるのは19.3%という変換効率と240Wという電力だ」と説明。エンドユーザーだけでなく、販売店に対しても同社パネルの高い発電効率について積極的に売り込んでいるという。
とはいっても、品揃えの点ではまだ十分とは言えない。接続箱やパワーコンディショナ(直流電力から交流電力に変換するための機器)は複数の種類があるが、屋根に設置するモジュールは2種類。今後の製品展開について聞いたところ「むやみに他社並のラインアップを揃えたところでそれが販売につながるとは限らない。まずは現状のラインナップで結果を残すことが重要。ユーザーや販売店の理解を得ながら、品揃えを次第に充実させていきたい」と説明した。
《北島友和》
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