「個人情報の公開」、iPhoneとAndroidでさまざまな差異……gooリサーチ調べ
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それによると、端末にもともと入っていたアプリの利用率は55.4%である。また、アプリマーケットからダウンロードしたアプリの利用率は、無料アプリが91.5%、有料アプリが43.2%だった。無料・有料アプリを所有端末(iPhone所有者、Android所有者)で比較すると、無料アプリは両者に差がなく、有料アプリはiPhone所有者のほうが多かった。ジャンル上位5位をiPhone所有者とAndroid所有者で比較すると、「ゲーム」や「ソーシャル」はiPhone所有者の利用が多く、「検索&ツール」「ニュース&雑誌」はAndroid所有者の利用が多かった。
そして利用しているアプリやサービス上で、自分のプライバシー情報を公開している割合は、44.1%とほぼ半数。公開している情報として多く挙げられたのは、「日常生活や趣味、仕事などの個人的な情報(28.7%)」「個人名(20.9%)」「位置情報(今いるお店なども含む)(18.1%)」で、上位3位に個人が特定されやすい情報が入っていた。所有端末別にみると、iPhone所有者の公開割合は49.5%、Android所有者は38.2%となっており、iPhone所有者の方がプライバシー情報を公開していた。
性別で比較すると、公開率に男女差はないが、公開する情報に差が見られる。個別にみると、男性は「個人名」「位置情報」の公開率が女性よりも多く、女性は「日常生活や趣味、仕事などの個人的な情報」の公開率が男性よりも多い傾向にあった。情報の公開範囲では、女性は範囲を限定して公開していることが多く、特に「位置情報」において顕著であった。所有端末別にみると、Android所有者の方が範囲を限定して公開しているケースが多かった。
なお、スマートフォン所有後にプライバシー情報を公開する頻度が増えた割合は、30.0%で、スマートフォン所有をきっかけに、他者との交流や利便性、サービスの仕様などを理由にプライバシー情報を共有するようになった変化が見えた。
《冨岡晶》
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