日産と美少女ロボットアニメがコラボ…輪廻のラグランジェ
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制作発表会では、同アニメが、主人公の「京乃まどか」のほか、「ラン」、「ムギナミ」、の美少女3名がロボットを操り千葉県鴨川の海を守るといった物語であることが紹介され、その主役ロボットのデザインが披露された。
今回、日産は、プロダクションI.Gから主役ロボットのデザイン開発の依頼をうけ、グローバルデザイン本部全デザイナーとモデラーが参画するデザインコペティションを行った。主役ロボットと敵役ロボットは、60を超えるデザイン案からアニメーションスタッフが複数選択、日産のデザイナーがリファインを行いながらアニメに登場することが決定された。
主役ロボット「ウォクス・アウラ」にデザインが採用された、日産のデザイナー大須田貴士氏は、「自動車会社に就職して、ロボットのデザインをするとは夢にも思わなかった。本業のコンペで選ばれるよりうれしかった」と感想を述べ、デザインの特徴について「オーダーを貰ったとき、僕らに求められているのはカーデザイナーの描く線とかカタチと感じたので、いつも以上にカーデザイナーであるということを強く意識してデザインしました」と語った。
プロダクションI.Gと日産自動車の関係は、アニメーションシリーズ『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』に続く、2回目のコラボとなる。
今回のコラボに関してプロダクションI.Gの石川光久社長は、「攻殻機動隊で知り合ったのがきっかけ、日産のデザイナーもロボットが好きだってことを知っていたので、今回は化学反応を起こそうと思ってデザインを依頼した」と経緯を語り、「これまでのロボットっていうのは男性っぽいんですが、大須田さんのデザインは女性っぽく曲線美が素晴らしいので、今回のコンセプトに合っていた」と、同発表会ではロボットのデザインが物語の方向性も示していることが明らかにされた。
日産のデザインを統括する中村史郎常務執行役員は「攻殻機動隊とのコラボは非常にいい経験だったので、“ロボットのデザインをやらないか”と言われ、みんなに“やれ、やれ!”と言ったが、あんなに沢山応募するとは思わなかった」、「みんな(本業の)仕事をしていたのか? と不安になりましたけど(笑)、アニメのロボットはインスピレーションの源、日産のクルマも“『GT-R』はガンダムみたいだ”って言われますし、異業種ですがお互いに刺激を与え楽しんでやってくれた」と述べた。
一般来場者も参加した制作発表会では、主人公まどかがロボットに乗り込むところまでを描いた第1話が放映され、その作品の仕上がりに来場者達が一段と熱気を帯びたように感じた。
輪廻のラグランジェは2012年1月より、読売テレビ、TOKYO MX、チバテレビ、札幌テレビ、中京テレビ、福岡放送にて、放送開始する。
(C)ラグランジェ・プロジェクト
《椿山和雄@レスポンス》
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