日本オラクル、新プロセッサ搭載で処理速度5倍向上の「SPARC T4」サーバ提供開始 | RBB TODAY

日本オラクル、新プロセッサ搭載で処理速度5倍向上の「SPARC T4」サーバ提供開始

エンタープライズ ハードウェア
「SPARC T4-1」サーバー
「SPARC T4-1」サーバー 全 4 枚
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 日本オラクルは17日、新しい「SPARC T4」プロセッサを搭載し、前世代のSPARCサーバと比べ、単一スレッド当たりの処理速度が5倍以上高速化した「SPARC T4」サーバの国内提供を開始した。

 「SPARC T4」サーバは、エンタープライズ・オペレーティング・システム「Solaris 10」と、11月より提供開始予定の「Solaris 11」を搭載。8個のプロセッサ・コアを搭載し、最大64スレッドを同時並列に実行可能。クロック周波数は最大3.0GHz、コア当たりの独立L2キャッシュ・メモリは128KB、8コア共有L3キャッシュを4MB搭載する。

 仮想化技術「Oracle VM for SPARC」や「Solaris Zones」によるライブ・マイグレーション可能な仮想化機能を内蔵しているほか、暗号化アクセラレータをプロセッサに搭載する。また「SPARC T4」プロセッサには、シングル・スレッド性能を重視するワークロードと、同時並列実行性を重視するマルチスレッド・ワークロードのバランスを取るため、コアとなるリソースをシステムを停止せず、ダイナミックに調整する機能に対応する。これにより「Oracle Database 11g」「Oracle WebLogic Server 11g」、Javaアプリケーションなどさまざまなワークロードに対して、性能を落とさずに、アプリケーションの要求するCPU特性にリアルタイムに対応できる。

 ラインアップは、2.85GHz 8コアSPARC T4プロセッサ1個の「SPARC T4-1」サーバ、「SPARC T4-1B」サーバ(「Sun Blade 6000」用モジュール)、2.85GHz 8コアSPARC T4プロセッサ2個の「SPARC T4-2」サーバ、3.0GHz 8コアSPARC T4プロセッサ4個の「SPARC T4-4」サーバの4種となる。

《冨岡晶》

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