ドコモの通訳電話サービスは、音声認識、翻訳、音声合成などの処理をドコモのネットワーク上で実施することで、携帯電話端末の処理能力に依存せず、スピーディーな通訳サービスを可能としたサービス。携帯電話で日本語を話すと、その内容がドコモのネットワーク上で外国語に翻訳され、相手に音声で伝える。逆に、相手が外国語で話すと、その内容が同様に日本語に翻訳され、リアルタイムに音声で聞くことができる。離れた場所において、リアルタイムコミュニケーションとして利用できるのは、ドコモが開発した本サービスが世界初とのこと。1台の携帯電話を使い、発話した音声を認識、翻訳して翻訳された音声と文字を確認することもできる。
今回の試験サービスを通じて、サービスの改善を図り、本格サービス提供に向けた技術開発に活かすのが狙い。協力企業・団体向け試験サービスの提供期間は2012年3月31日まで。日本語←→英語、日本語←→韓国語の通訳に対応する。一般向け試験サービス(モニター公募)の提供期間は2012年3月31日まで。FOMAサービスを契約していることが条件で、約400名を募集する。日本語←→韓国語については、対面利用型のみ提供。今後は日本語←→中国語(対面利用型)についても提供する予定。