2005 YU55は月の軌道内に入り、距離にして月・地球間の0.85倍つまり32万4600kmにまで近づくという。
NASAの科学者チームは深宇宙通信情報網(Deep Space Network)の米国カリフォルニア州ゴールドストーン天文台およびプエルトリコのアレシボ天文台で2005 YU55の捕捉を続けており、11月6日から10日にかけて少なくとも4時間は観測できるとしている。
2005 YU55は、2005年7月に発見された小惑星で、直径は約400m。金星から火星の軌道付近までの楕円軌道を1.22年かけて回っている。