肌の異変、アレルギーが原因かも……11月12日“皮膚の日”調査・第2回
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まず、食品を含め何らかのアレルギーが「ある」という人は36.1%。男性では31.7%だったが、女性では47.6%と半数近く。これらアレルギー保有者で、食品アレルギーが「ある」としたのは全体の19.8%。男性の14.9%に対し、女性では28.5%と倍近くとなっただ。食品アレルギー保有者が発症するともっとも症状が重くなる食品では「魚介類(魚・貝類・甲殻類など)(35.9%)」がトップだった。そして食品アレルギーが発症した際に出る症状では「蕁麻疹(42.7%)」がもっとも多く、以降「湿疹(29.1%)」「下痢(20.1%)」の順となっており、皮膚疾患が起こる場合が多いようだ。
また、“食品以外”のアレルギーが「ある」人はアレルギー保有者の96.0%とほぼ全体。もっとも症状が重い食品以外のアレルギーの1位は「花粉」で全体の62.0%だった。以降は「ほこり(13.6%)」「金属(アクセサリーなど)(4.6%)」となった。このようなアレルギー保有者に、はじめてアレルギー症状が出た年代は「10代」がもっとも多く28.4%。続く「20代」が25.5%、「30代」が18.1%と成人してからの発症者も多い。なお、この順位は男女別に見ても同様だった。
ちなみに、もっとも症状が重いアレルギーに対して“摂取しないようにする”など何か対策を「行っている」としたのは全体の74.4%。対策を「行っていない」25.6%は、「軽度だから」という意見が多く、「面倒だから」「対処法がよくわからないから」と症状をそのままにしている人も少なくなかった。
この調査結果に対し、日本臨床皮膚科医会の常任理事で浅井皮膚科クリニック院長の浅井俊弥氏は、「患者さんたちによくするアドバイス・処置方法としては、まず、ご本人やご家族のアレルギー症状が、食物と関係しているか、見きわめることです。携帯の写真でもいいかもしれませんが、食べたものをメモしておくことも有効です」と、まずアレルギーを引き起こす“原因”をしっかり確認するよう呼びかけている。
さらに「アレルギーだと気付かずに自己流のケアをしてしまうことで、治りが遅くなるどころか、より悪化させてしまったり、アレルギーが重くなってしまうケースもあります。お肌も、健康の大切なバロメーターの1つであるので、ただの肌荒れなどと思って軽視し、悪化させないためにも、少しでも気になった段階で皮膚科に相談し、適切な処置を行っていただきたいですね」とアドバイスしている。
なお本日10日には、皮膚の日にちなんだイベントが、渋谷マークシティ1階マークイベントスクエアで開催される。サノフィアベンティスの皮膚の悩みを抱える人向け情報サイト「アレルギーi」でも紹介されている。
《冨岡晶》
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