NEC、IC免許証の改ざん防止「NeoFace for本人確認リーダー」発売……金融機関等向け
エンタープライズ
ハードウェア
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
NEC、映像と個人認証を用いた人物位置推定システムを開発
-
NTTデータ、IC運転免許証を活用したクラウド型本人確認サービス「BizPICO」提供開始

ICチップ埋め込み型のIC運転免許証は、2010年1月から発行されており、金融機関、ファイナンスリース事業者、クレジットカード事業者、通信事業者等における本人確認に利用されている。一方で、免許証の改ざんが課題となっている。
「NeoFace for本人確認リーダー」は、都道府県の公安委員会が提供するICチップ内容の公開鍵を利用し、ICカードリーダから読み込んだICチップ内容の改ざん有無を確認できる製品。さらに、スキャナで読み込んだIC運転免許証の顔写真と、ICチップ内の顔写真を自動照合し、IC運転免許証が偽造されていないかを確認できる。照合した結果に疑わしい個所があれば、その個所がパソコン上にメッセージ表示される。
製品はA6カラースキャナと、専用のアプリケーションソフトで構成されており、オプションで約1万2千種類ある健康保険証の自動券面スキャニングにも対応する。価格はオープン。NECでは今後2年間で約4000セットの販売を目指す。また組込みソリューションとして、小売業向けの端末に搭載させるといったカスタマイズや機能拡張などにも対応する。同製品は10日~11日に東京国際フォーラムで開催される「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO 2011」に展示される。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/