「楽天テクノロジーアワード2011」発表…震災復興支援プラットフォームなど受賞
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「楽天テクノロジーアワード」は今年で4回目。選考は、楽天 三木谷浩史代表取締役会長兼社長を委員長とする楽天テクノロジーアワード選考委員会によって行われ、今年、最も技術の発展や成長に貢献した個人・団体に与えられた。受賞者・団体は下記の通り。
・金賞
関 治之(sinsai.info総責任者)/sinsai.info
【受賞理由】
東日本大震災の情報収集プラットフォームとして震災からわずか4時間後に稼働を開始し、さまざまな現地の情報を集約しつつ地理情報をマッピングすることで付加価値を高め、ボランティアや自衛隊、他国からの救助隊による救援や復旧・復興を支援するシステムを提供した。オープンソースソフトウェア・クラウド技術の活用、大量のトランザクションと参加者を受け入れ、情報提供で災害救援に多大な貢献をするとともに、社会に真に役に立つビッグデータコンピューティングの姿とは何かを提示したその功績は大きい。
・銀賞
高橋 征義(「日本Rubyの会」代表理事)/日本Rubyの会
【受賞理由】
「日本Rubyの会」会長として、Rubyコミュニティーの発展を支え、また、Rubyイベントとしては、世界最大級の日本Ruby会議の実行委員長として最後のRuby会議を本年開催した。日本だけではなく世界におけるRubyの発展に大きく貢献し、コミュニティー運営の範を示したことを高く評価する。
・ルビー賞
西村 直人(永和システムマネジメント アジャイルコーチ)/『アジャイル・サムライ』
角谷 信太郎(永和システムマネジメント サービスプロバイディング事業部コミュニティマネージャ)/『アジャイル・サムライ道場』
【受賞理由】
近年日本でも組織的な導入が進んでいる「アジャイル開発」について実践的に解説している書籍「アジャイル・サムライ -達人開発者への道-」の翻訳と、全国的に開催された「道場」と呼ばれるその読書会を通し、言葉としては当たり前になりつつある「アジャイル開発」とは本当のところ何ものなのかを改めて考える機会を多くの人に与え、草の根的に真のアジャイル開発の普及に対して貢献している。また、それだけでなく読書会のムーブメントがもたらしているエンジニアコミュニティーへの影響も大きく評価したい。
徳丸 浩/『体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方』
【受賞理由】
PHP セキュリティーに関するブログを公開し、例えば、技術関連書籍のサンプルコードのレビューを行うなど、実践的なアプローチをとり、積極的な啓発活動を展開。執筆されているセキュリティー関連書籍とあわせ、その活動を高く評価する。
《白石 雄太》
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