まもなくライブ中継！古川宇宙飛行士が地球へ帰還！

　22日、古川聡宇宙飛行士は5ヶ月半におよぶ国際宇宙ステーションでの長期滞在を終え、地上に帰還する。8時ちょうどにマイケル・フォッサム、古川聡、セルゲイ・ヴォルコフ宇宙飛行士が搭乗したソユーズ宇宙船（27S）が、国際宇宙ステーション（ISS）から分離され、帰還の最終準備に入った。

　古川宇宙飛行士らは、これよりまもなく11時25分にカザフスタン共和国へ着陸する予定だ。

　古川飛行士に帰還にあたり、宇宙航空研究開発機構（JAXA）のウェブサイトや「ニコニコ生放送」などでは、10時30分より帰還の模様がライブ中継されるほか、全国20カ所でパブリックビューイングが設けられる。また、CS放送の「ディスカバリーチャンネル」や一部のケーブルテレビでも中継がおこなわれる。

　古川飛行士のミッションは、「きぼう」日本実験棟の実験運用をとりまとめるとともに、「コロンバス」（欧州実験棟）及び「デスティニー」（米国実験棟）での実験運用に加えて、米国、ロシア、欧州宇宙機関（ESA）、日本の各モジュールから構成されるISSシステムの運用・維持管理。さらに軌道上で病人や怪我人が発生した際に、地上の航空宇宙医師（Flight Surgeon: FS）の指示の元で救急処置をしたり、ソユーズ宇宙船で到着するISSの交代クルーへの業務引継ぎを行なうなど、通常業務のほかにも様々な作業を行ってきた。