日本医師会、「白血病患者急増」のネットの噂を全面否定
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「白血病患者急増 医学界で高まる不安」は、「今年の4月から10月にかけて、『白血病』と診断された患者数が、昨年の約7倍にのぼったことが21日に判明した。これを受けて、日本医師会会長原中勝征は、原発事故との因果関係は不明として、原因が判明次第発表するとした」「患者の約80%が東北・関東地方で、福島県がもっとも多く、次に茨城、栃木、東京の順に多かった」などと記述された一連の文章。
これに対して日本医師会は、会長の原中勝征氏の名義で声明文をサイトに掲載。「このような発表を行った事実はありません」と断言した。
そのうえで、文章内に間違いがある点、統計の数値についても確認できない点があり、「信憑性を疑わざるを得ない」と結論づけている。また、この書き込みのソースについても、一般紙に掲載された事実はないとした。「日本医師会は、今回の福島第一原子力発電所事故に関しては、政府に対し正確な情報を国民の皆様に提供するよう求めている」とのこと。
《冨岡晶》
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