「スマホの写真で自宅が特定された」……GPSトラブルで東京都が注意喚起
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スマートフォン・携帯電話のカメラ、一部のデジタルカメラでは、GPSと連動できる機種があり、旅先で撮った写真等の位置情報を残すことができる。この場合、写真内に位置情報(ジオタグ)が付加され、その写真がどこで撮影されたかが分かるようになっている。しかし、これらの機能を充分理解しないまま、GPS連動をオンにしたまま撮影し、その写真をブログ(インターネット上の日記)にアップすると、意図せずに位置情報をインターネット上に公開してしまうことがある。
たとえば、旅行先などで撮った写真なら、撮影場所がわかる機能は便利だが、同じ感覚で、自宅で撮影した写真を公開すると、自宅の位置が誰にでも分かってしまうこととなる。
東京都消費生活総合センターでは「スマートフォンで撮った室内の写真をブログにアップしたところ、位置情報を第三者に知られてしまった(50代 女性)」という事例を紹介。アドバイスとして、写真をインターネット上で公開する際は、自分のスマートフォン、デジカメ等にGPS機能がついているか確認し、不要であれば、連動設定をオフにするよう呼びかけている。あわせて東京都消費生活総合センターでは、スマートフォン等の契約についておかしいなと思ったら、すぐに最寄りの消費生活センターに相談するよう呼びかけている。問い合わせ先は、電話番号03-3235-1155(相談専用電話)。
《冨岡晶》
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