「冬の節電」も忘れずに……12月に入り、電力使用状況が切迫
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夏の冷房機使用ほどではないが、暖房機での使用に加え、日照時間が短くなったことでの照明、あるいは回復基調を受けてイルミネーションやイベント開催など、電力を使用する機会が増えてきており、少しずつ「節電」への意識が薄れつつあるのかもしれない。
東京電力の11月1日プレスリリースによれば、今冬の電力供給力は5370万kW~5490万kWとなっており、昨冬の最大電力5150万kWを上回ってはいる。しかしながら、東京電力管内では、福島原子力発電所以外にも、12月に入って鹿島火力発電所(4号機)が停止するなど、まだまだ厳しい状況が続いている。一方で東北電力管内も需給が逼迫しており、東京電力からの電力融通を9日に受けたばかりだ。
冬期の電力需要のピークは、経済活動と家庭での電力使用が重なる17~19時頃にピークを迎えることが多い。夏期と比較して、昼夜の差が小さく、比較的フラットな需要カーブとなるのも特徴だという。今夏の一過性の節電では無く、“生活習慣としての節電”を心掛けることで、社会的にも家計的にも前向きに、この冬を乗り切りたいところだ。
《冨岡晶》
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