その中で、監視カメラなどの画像を鮮明に拡大し、広域映像監視を実現する「超解像技術」を発表、デモ展示を行った。従来の技術では、動画から得られた複数枚の画像を基に解像度を上げる方法がとられていたが、この方法では、2~3倍以上の拡大をすると画像が不鮮明になってしまっていた。
新しい技術では、顔やナンバープレートなど、被写体の種別ごとに予め用意した辞書(画像データベース)を用いて、一枚の画像から超解像を行う。これにより、4倍以上の高倍率に拡大しても鮮明に再現可能となり、小さく映った多数の被写体や、遠方にある被写体の識別精度が向上したという。