千葉工業大学、演習用プライベートクラウド環境を構築……ITスペシャリストの育成に注力
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演習室にクラウドコンピューティングのシステムを構築し、一人で複数台のマシンを使用するネットワーク構築演習や、管理者権限での操作演習等を可能とするもの。仮想環境を提供するサーバと仮想統合ストレージの連携機能により、授業内容に応じた演習用仮想マシンを高速展開し利用することが可能で、すでに2000台以上の演習内容に応じた仮想マシンを展開し、1300名以上の学生が利用しているという。演習用プライベートクラウド環境の導入により、従来、困難であった短時間での演習環境の更新が行えるようになったとのこと。
さらに、学生が利用する演習用仮想マシンだけでなく、認証サーバや管理サーバ等のインフラサーバも含めすべてのサーバを仮想化し統合した。サーバ台数を76台から27台に削減するとともに、システム全体の消費電力を4割程度低減させた。
千葉工大は2006年4月より演習環境として仮想化サーバを導入し、物理環境に依存しない仮想環境での演習を学生に提供していた。2011年4月に最新版仮想化ソフトウェアを用いたサーバと仮想統合ストレージによるハードウェア資源のプール化を実現し、今回、ワークステーション180台、27台のサーバ、4台のストレージからなる演習用プライベートクラウド環境を構成した。
《冨岡晶》
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