節電で活躍のカセットボンベ、使い方にいま一度注意を……日本ガス石油機器工業会
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この調査は10月25日~27日に実施されたもので、30~50代の主婦300名から回答を得た。まず「あなたはこの冬、節電をしますか?」と質問したところ、59%の主婦が「節電をする」と回答。夏に続き、暖房需要が高まる冬も、自発的に節電を心がけている主婦が多いようだ。「冬に節電アイテムとなると思うもの」を複数回答で聞いてみると、暖房機器を使用しなくても手軽に暖をとることができるアイテムが多くあがり、「保温インナー」(74%)、「湯たんぽ」(54%)などが上位に。また、「カセットこんろ」と答えた人も17%と6人に1人にのぼった。
ここで名前があがった「カセットこんろ」について、さらに詳しく調査を実施。まず、「『カセットこんろ』を使うことは節電になると思いますか?」という質問には、53%と半数以上の人が「節電になると思う」と回答した。また、「カセットこんろ」を持っていない人に「『カセットこんろ』を節電のために購入したいと思いますか?」と質問すると、23%と4人に1人が、「購入したい」と答えた。
一方で、「カセットこんろ」にセットする「カセットボンベ」については知らず知らずのうちに危険な使い方や間違った廃棄方法をしている人が多いのが実状だ。今回の調査でも、実際に「カセットボンベ」の誤った使用法を提示したところ、主婦の23%と4人に1人が「誤った方法で使用したことがある」と回答。誤って使用したことがあると回答した人に、具体的な誤使用のケースを聞いてみると、「『カセットこんろ』にボンベをセットしたまま保存する」(67%)、「少量のガスが残った状態で廃棄する」(24%)、「『カセットボンベ』を表示どおり正しくセットできていない」(16%)と続いた。
また、「カセットボンベ」の廃棄方法について正しく理解できていない主婦も多く、「『カセットボンベ』を廃棄する際、困ったことはありますか?」という質問には、63%が「困ったことがある」と答えた。また、具体的にどんなことに困っているのか聞いてみたところ、ガスを完全に使いきっているかわからず、廃棄の際に困ったり、不安になったりする主婦が多いことがわかった。
日本ガス石油機器工業会では、「カセットボンベ」を正しく安全に使用するための情報提供をおこなっている。「少量のガスが残った状態で廃棄」をした場合、ゴミ収集車や焼却施設内でガス漏れが発生し、火災が起こったり、清掃局員がケガをしたり、焼却炉破損の原因となったりする。同工業会によると、「カセットボンベ」のなかにガスが残っていないことを確認するためには、廃棄前に必ず「カセットボンベ」を振るとよいとのこと。“シャカシャカ“と音がした場合まだガスが残っている状態であり、振って音がしなくなればガスは残っていない状態となる。「カセットボンベ」は、カセットこんろでお湯を沸かすなどし、最後まで使いきり、ガスが残っていないことを確認してから地域の取り決めに従い、廃棄することが重要だ。
そのほか、カセットボンベの切込み凹部をカセットこんろのボンベ受けガイド凸部に合わせてセットすること、電磁調理器(IHヒーター)上で保管しないこと、完全に使いきってから捨てることなどをアドバイスしている。
《冨岡晶》
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