アール型のボディは箱鳴りや定在波の影響を受けにくく、炭素鋼やインド黒御影石を使用することで剛性化。内壁には特殊な制振制音材の層を配するなどして、原音の忠実な再現を追求したという。
また、中域を美しく響かせるために、背面には防振処理したステンレスパイプを配置。バスレフポートのように低音を強調せずに、空気圧調整と定在波対策を行なっている。
そのほか、横木をくり抜くことで木目を強調し、ネジを一切使用しない外見は、作品としてのデザインを意識したためとのこと。アール部分には8層に塗装を重ね、オレンジピールという特殊な表面加工が施されている。
音圧レベルは80dB/W・m。最大入力は50W。インピーダンスは8Ω。再生周波数帯域は50~16,000Hz。本体サイズは幅150×高さ320×奥行き235mm、重さ8kg。