学生が選考でアピールしたいポイント、企業の採用基準とギャップ
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同調査は、「[en]学生の就職情報2013」に登録するモニター学生2,221名と「[en]学生の就職情報パートナーズNEWS」登録企業635件を対象に、12月5日〜13日にインターネットで実施したもの。
現在の就職・採用活動の状況について学生の現在の悩みは、「漠然とした不安や焦り」(19.7%)、「何から手をつけていいか分からない」(14.7%)、「エントリーシート」(11.5%)が上位となった。前月と比較すると「何から手をつけていいか分からない」は減少し、「エントリーシート」の悩みが増加している。就職活動の行動量については「エントリー社数」(20.8社)、「エントリーシート提出社数」(0.6社)、「企業セミナー予約社数」(1.6社)、「企業セミナー参加社数」(0.5社)といずれも前年を下回っている。
企業の現在の悩みは、「母集団形成」(34.5%)がトップで、前月と大きな変化はみられなかった。また、現時点での母集団状況について、「想定より大幅に少ない」または「想定より少ない」と回答した企業が、前年比では12.3%、昨年グランドオープン月対比では10.5%増加した。
また、“学生が想像する、企業の採用基準”、“企業の採用基準”ともに「主体的・積極的に行動できる」がトップとなった。一方で、学生が“選考でもっともアピールしたいポイント”は「他者と協調することができる」、「継続性がある」が上位となった。“学生が想像する、企業の採用基準”と“企業の採用基準”は合っているものの、実際に学生がアピールしたいポイントとのギャップが見られる結果となった。
働き方のイメージについて、20代の働き方は、「プライベートよりも仕事を優先している」が、男性は47.6%、女性は38.7%となった。次いで、「仕事とプライベートのバランスが取れた働き方をしている」が男性43.7%、女性57%だった。30代以降になると、「プライベートよりも仕事を優先している」との回答は男女ともに大幅にポイントを下げ、「仕事とプライベートのバランスが取れた働き方をしている」、または「仕事よりもプライベートを優先している」が男女ともに8割前後となった。
企業に尋ねた一人前になるまでの期間については、理想では平均3年と考えているものの、実際には平均3.6年かかっていることが伺える。一人前になるまでの期間が長期化している要因としては、本人の問題とともに受け入れ側の問題も挙げられている。
《前田 有香》
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