映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアン…オークションで高値落札
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DMC-12は、1981年にデビュー。1975年、当時GMの副社長だったジョン・デロリアン氏が、理想の車を作る目的で設立したDMC社の市販第1号車だ。
ジウジアーロのデザインによるボディは、大胆なガルウイングドアが特徴で、エンジニアリングは英国ロータスカーズが担当。リアに置かれるエンジンは2849ccのV型6気筒ガソリンで、最大出力130psを引き出した。
発売当時、センセーショナルな話題を巻き起こしたDMC-12だが、翌1982年には販売が失速し、DMC社は倒産。DMC-12は、8583台で生産を終了した。2005年3月、ジョン・デロリアン氏は心臓発作により、80歳で死去している。
さて、DMC-12が世界中から注目を浴びるきっかけとなったのが、1985年に公開された映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。同作品ではシリーズ3作を通して、合計7台のDMC-12が使われたが、現存する3台のうちの1台が米国でオークションに出品された。もちろん、「タイムマシーン」装備もそのままだ。
そして、このDMC-12は、54万1200ドル(約4200万円)で落札。その収益は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズで主役を務めた俳優のマイケル・J. フォックス氏が立ち上げたパーキンソン病研究財団に寄付されるという。
《森脇稔@レスポンス》
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