【CES 2012】“SONY”ロゴに替わったXperiaシリーズの新製品がブースに登場! | RBB TODAY

【CES 2012】“SONY”ロゴに替わったXperiaシリーズの新製品がブースに登場!

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グローバル市場向けモデルの「Xperia S」。日本ではこれをベースとした「Xperia NX」がドコモから発売される
グローバル市場向けモデルの「Xperia S」。日本ではこれをベースとした「Xperia NX」がドコモから発売される 全 18 枚
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 2012 International CESの開幕前日にあたる現地時間9日、ソニーは米ラスベガスのCES展示ブースで新製品発表会を開催し、Sony Ericsson Mobile Communications(以下Sony Ericsson)によるAndroidスマートフォンの新機種「Xperia S」および「Xperia ion」を発表した。

 既報の通り、Sony Ericssonは近くソニーの完全子会社となるため、Ericssonからの株式移転手続き完了後、社名がSony Mobile Communicationsに変更される。今回発表の2機種は初のソニーブランドのXperiaシリーズとなり、展示ブースには“Sony Ericsson”に替わって“SONY”のロゴがプリントされた試作機が早くも登場していた(開発中製品のため、本稿の写真ではSony Ericsson表記の試作機も含まれている)。なお、これまでSony Ericsson製品に用いられていた緑色の丸いシンボルマークは、現在のところ社名変更後も継続使用する方針だという。

 今回発表されたXperia SとXperia ionは、いずれもAndroid 2.3を搭載した状態で出荷され、今年第2四半期中にはAndroid 4.0へのアップグレードが提供される予定。ともにプロセッサには1.5GHz動作のデュアルコアSnapdragon「MSM8260」を採用している。Xperia Sはグローバル市場を対象にした3Gモデルなのに対し、Xperia ionはAT&TのLTEネットワークに対応した初のLTE版Xperiaで、AT&Tの販売チャネルを通じて販売される。

 Xperia Sは4.3インチ、Xperia ionは4.6インチのHD(1280×720)ディスプレイを搭載するハイエンドモデルで、いずれも「Exmor R for mobile」採用の1200万画素のカメラ、高画質化機能の「Mobile BRAVIA Engine」、HDMI出力、NFCなどの機能を搭載する。また、PlayStation Certified機器となっており、PlayStation Storeで購入したゲームを楽しむことができる。内蔵フラッシュメモリはXperia Sが32GB、Xperia ionが16GB。

 いずれの機種も、現行機種の「Xperia arc」のように比較的プレーンなAndroidスマートフォンとなっており、HD解像度のディスプレイを搭載した開発中の製品でありながらおおむね動作は軽快だった。今回の製品発表会では端末自体の機能よりも、BRAVIA、VAIO、Sony Tablet、PlayStation 3、PlayStation Vitaなどに向けて提供されているコンテンツ配信サービス「Video Unlimited」「Music Unlimited」(日本ではともに未提供)などを、Xperiaでも共通のアカウントを利用して楽しめることがアピールされていた。

 ソニー製品全体の戦略説明をしたソニー代表執行役副社長の平井一夫氏は、テレビ、PC、ゲーム機から、タブレットやスマートフォンのようなモバイル機器までを手がけることに加え、カメラなどコンテンツを作り出す道具、そしてコンテンツそのものの提供までを1社で用意できるプレイヤーは世界にソニーしかいないことを強調し、それらのデバイス、アプリケーション、サービスをひとつのプラットフォームに乗せてエンドユーザーに届けることができるのが同社の強みであると説明した。

 Xperia Sは今年第1四半期、Xperia ionは今年春に販売が開始される予定。なお、日本ではNTTドコモが10日に「Xperia NX」および「Xperia acro HD」の2機種を発表し、このうちXperia NXはXperia Sの仕様をほぼそのまま採用しているが、NFCは非対応となっている。

《日高彰》

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