従来のWindows Phone上位機種「Lumia 800」に対しては、LTEに対応している点が最大のアドバンテージとなる。プロセッサはLumia 800がSnapdragon MSM8255、Lumia 900がAPQ8055と異なっているが、アプリケーションプロセッサとしての処理性能はともにシングルコアの1.4GHzで同等。
また、画面サイズが3.7インチから4.3インチに拡大され、バッテリ容量も1450mAhから1830mAhに増量されている。OSのバージョンはいずれも7.5(コードネーム“Mango”)だが、Lumia 900はLTEのサポートが追加された「Windows Phone 7.5 Commercial Release 2」を搭載している。
さらに、アメリカではスマートフォンのカーナビ機能への需要が大きいため、同社傘下のデジタル地図サービス会社・米NAVTEQによるナビゲーション機能を独自に追加した。また、スポーツとニュースの分野でそれぞれ大手のテレビ局、ESPNとCNNがWindows Phoneのユーザーインタフェースに合わせた情報アプリを開発し、Lumia 900のために先行提供するなど、ソフトウェア面で北米市場のためのカスタマイズが多く加えられているのも大きな特徴といえる。