LED照明をWi-Fi、クラウドで調光管理できる「NetLEDシステム」
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「NetLEDシステム」は、Wi-Fi機能を内蔵した白色LED照明管「NetLED照明管」を、インターネット経由で監視・管理できる世界初のLED照明システム。NetLEDが提供するクラウドサーバに接続することで、「NetLED照明管」を1本単位で時間帯ごと、エリアごとに管理でき、「稼働状況の確認」「消費電力の確認」や、「1~21Wの調光制御」「電源のON/OFF」「予約」などが可能となる。
システムを構成するのは、通常のオフィスで利用されている40W形直管蛍光灯に置き換えることができる「NetLED照明管」。照明管とWi-Fiで通信する「ゲートウェイシステム」。照明管を監視および調光管理するPCやスマートフォン(iPhone、Android端末)等の操作端末など。
「NetLEDシステム」と調光無しの一般的なLED照明をそれぞれ200本設置した場合、調光効果により、一般的なLED照明よりさらに消費電力量を50%削減し、1年間で約20万円のコスト削減につなげることが可能だという。さらに、消費電力の削減により、二酸化炭素排出量の50%削減につながり、エコロジー化にも貢献できるとしている。
システムの設置には特別な工事が必要なく、簡単に調光システムを導入することが可能。また、旧来の調光方式で照明管200本相当の調光システムを導入する場合、調光制御盤の設置だけでも80~120万円程度かかる初期導入コストが、「NetLEDシステム」では制御盤を設置する必要が無く、クラウドサーバも無料で利用することができるため、10万円程度の低価格で導入可能となる。さらに、「NetLED照明管」は、Wi-Fi機能内蔵の照明親機と、内蔵しない低価格な照明子機を組み合わせて利用するため、安価に導入できる。親機1本で最大3本の照明子機を同時に制御でき、2灯用器具から4灯用器具まで器具毎で調光のコントロールが可能とのこと。
NetLEDでは、同システムをオフィス、倉庫、工場、商業施設、教育施設などで「外光が入る部分とそうでない部分の明るさを時間や季節毎に調光する」「ひとがいる場所といない場所を調光する」といった利用シーンをターゲットとして販売し、LED照明を調光する利用者の拡大に努め、消費電力削減化やエコロジー化に貢献していくとしている。
《白石 雄太》
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