ソニー、4月1日付けで平井一夫副社長が社長兼CEOに昇格!……ストリンガー氏は取締役会議長に
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今回の人事は、ストリンガー氏よりソニーの取締役会に提案され、決議されたもの。ストリンガー氏は6月の定時株主総会までソニーの代表執行役会長職を継続する。そして、この株主総会をもって退任する現取締役会議長の小林陽太郎氏を引き継いで取締役会議長に選任される見込み。また平井氏は6月の定時株主総会において、取締役に選任される予定。
ストリンガー氏はプレスリリースで「複数のリーダーたちの中でも平井は、特にプレイステーションビジネスとネットワークエンタテインメントビジネス領域で大きな実績をあげ、これからのソニーの経営をリードしていくのに相応しい人物であるということを実証してきました。(中略)平井を中心とする経営体制が着実に軌道にのり、成功するよう、しっかりとサポートしていきます。平井はソニーを率いて行くことのできる人物であり、またこの交代には今が適切なタイミングであると考え、社長 兼 CEO として取締役会に彼を推薦しました」とコメント。
また、平井一夫氏は「この新たな責務を拝命するにあたり、ハワード及び取締役会からの信頼に感謝すると同時に、ソニーグループの全てのメンバーとこれまで以上に密に手を携え、お客様、株主の皆様、ビジネスパートナーの皆様、そして従業員のために、強いソニーを創り上げていかなくてはならないと決意を新たにしています。まず着手すべき重点課題として、エレクトロニクスビジネスを支えるデジタルイメージング、ゲーム、そしてスマートモバイルの各領域の強化、テレビビジネスの立て直し、そしてイノベーションの加速と新規事業の創出を掲げ、これを実行してまいります」とコメントしている。
CEO職を退くストリンガー氏は、1942年生まれの69歳。オックスフォード大学および同大学院を修了し、1965年にCBSに入社。その後1997年にソニーの米国法人に入社し、2003年にはソニー副会長、2005年にはCEOに昇格した。
《北島友和》
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