リバーベッド、RiOS7.0を提供開始……ネイティブ・ビデオ、IPv6等の配信を高速化し、VDIのサポートを拡大
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今回のRiOS 7.0の機能拡張により、ライブおよびオンデマンドのコンテンツに対して包括的なエンドツーエンドの動画最適化を実行する統合ソリューションを実現。これによって、HTTP上でのネイティブなストリーム分割による動画コンテンツ配信の最適化が可能になった。ストリーム分割テクノロジーを用いれば、特定のロケーションにいる多数の視聴者に単一の動画ストリームを流すことができ、また、ライブ動画のスケーラビリティ、高品質な視聴体験の提供、WAN上での他のアプリケーションへのより多くの帯域幅を開放する事ができる。オンデマンド・ストリーミングに対しては、支店ロケーションにてオンデマンド動画を保存するデータ・ストリームライニング、帯域幅利用率を優先順位付けするQoS、ユーザーのビデオ体験を事前に向上するプレポジショニングを組み合わせることが可能。
このようなライブおよびオンデマンドの最適化機能は、Polycom、Adobe、Qumu、MediaPlatformを始めとする動画コンテンツ管理の主要ソリューション・プロバイダとのパートナーシップによって得られたものだという。HTTP上でのAdobe Flashのネイティブなストリーム分割や、Microsoft Silverlight向けのストリーム分割も提供している。
RiOS 7.0ではさらに、レプリケーション・ソリューションを含む、TCP/IPおよびUDP上で稼働するアプリケーションを柔軟に最適化できるようになった。こうしたアプリケーションは大量の帯域幅を消費するため、コネクションレス、かつパケット・バイ・パケットの最適化が不可欠。加えて、RiOS7.0はIPv6を採用しており、IPv6でのUDPトラフィックおよびTCPの帯域幅最適化を活用できる。
リバーベッドは、仮想デスクトップのパフォーマンスを低下させる要因である遅延、帯域幅の制限、インタラクティブなトラフィックの優先順位の設定不能といったWANの制約を克服するソリューションも提供している。今回のバージョンから、企業が仮想デスクトップ・インフラを採用してエンドユーザの生産性を向上できるよう、SSLでICA(Independent ComputingArchitecture)を最適化する新機能が利用可能になった。また、クライアント・ドライブ・マッピングという新機能により、サムドライブを含め、シン・クライアントから直接アクセスされるコンテンツを最適化できるようになっているとのこと。
《白石 雄太》
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