【CP+ 2012(Vol.2)】カメラの性能を最大限引き出すにはそれに見合ったカードが必要…サンディスク | RBB TODAY

【CP+ 2012(Vol.2)】カメラの性能を最大限引き出すにはそれに見合ったカードが必要…サンディスク

IT・デジタル デジカメ
サンディスク・エクストリーム・SDXC・UHS-Iカード 128GB
サンディスク・エクストリーム・SDXC・UHS-Iカード 128GB 全 7 枚
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 サンディスクは7日、128GBのサンディスク・エクストリーム・SDXC・UHS-Iカードを2月下旬に出荷を開始すると発表した。価格はオープン。

 同製品はUHS-I規格に対応し、転送速度は書込み/読取りが従来の30MB/sから45MB/sにアップ、フルHD動画や3D動画の撮影に最適なスピードクラス・CLASS10/UHSスピードクラス1となっている。市場想定価格は、128GBモデルが5万円前後、同時に発表された64GBモデルが3万円前後。

 今回のCP+では、SDアソシエーションの共同出展ブースでこの新製品を出展。マーケティング部 ディレクターの大木和彦氏に高速大容量SDXCカードのニーズ動向をどのように見ているかを聞いた。


----:128GBで45MB/sというスペックのSDXCカードをこの時期に投入した理由は。

サンディスクのメモリーカードには、4つのラインがあるが、今回64/128GBをリリースした「エクストリーム」のラインは「エクストリーム プロ」に次ぐモデル。これまでは30MB/sだったが45MB/sに高速化して、速度では以前のエクストリーム プロと同程度にまで向上した。

なぜここまで大容量化する意味があるのかというと、今回ニコンさんから登場した「D800」などは象徴的な例になるだろう。このカメラは36メガピクセルという画素数をもち、TIFFで撮影すると100MBを超えるサイズで、100枚撮れば10GBに達する。

このように、急速に進化するハードウェアに、カードは付いて行かねばならい。サンディスクでは以前、「カメラよ、私について来れるか。」という見方によっては挑戦的な広告を出したが、この真意はカメラのスペックを超えるカードを出さない限り、ハードの性能は十全に発揮できないという意味だ。クルマに例えれば、どんなに高性能なエンジンを積んでいても、そのパワーを受け止めるタイヤがプアではスピードが出せないということだ。


----:SDカードの価格の低落は非常に速く、16GBでも安いものでは1000円程度まで落ちてきている。高速・大容量SDXCのニーズはどこにあると考えるか。

当社は高品質・大容量・高性能というイメージだけで高く売ろうとしているわけではなく、価格重視のベーシックなラインも揃えている。ただ、カードメーカーにとっては信頼性は非常に重要。ハードに合わせたカードを合わせて作るというのは別次元。当社のSDカードは主要カメラメーカーから推奨カードとして指定もらっているが、カメラをスペックを最大限に引き出すためにカードを作るために、研究開発や検証などのリソースなどを使っている。

SDカードユーザーのリサーチをすると、重視するのはまず価格、次に容量というランキングになる。さらにその次にスピードやブランドが出てくるが、1位に価格で選んだ人に対して、2番目に重視する項目を聞くとスピードという答えが返ってくるという結果がでた。スピードに一度慣れてしまうと、遅いものに耐えられなくなってくるだろう。当社としては、今後もハードウェアの進化をながら、先んじて高速大容量を投入していきたい。

《北島友和》

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