大日本印刷、DVDやBDなどの光学ディスク用RFIDタグを販売開始……複数ディスクを一括読み取り
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光学ディスク用UHF帯ICタグは、DNP、富士通フロンテック、富士通研究所が2010年5月に光学ディスク用に世界で初めて開発。通信距離が長く、種類が異なる光学ディスクが重なった状態でも一括して読み取ることができるという。なおカルチュア・コンビニエンス・クラブの「代官山 蔦屋書店」(2011年12月オープン)で、すでにレンタル用途で採用されているという。
光学ディスク用UHF帯ICタグは、100枚程度の光学ディスクであれば、段ボールに入ったままでもハンディターミナルを使用して読み取ることが可能とのこと。CDやDVD、BDなどの貸出・返却業務では、自動貸出機の上にICタグが貼付された商品を置くだけで自動的に読み取り、迅速に処理できる。また通信距離が約1.5m~2.5mと長いため、ゲートアンテナを店舗出入り口に設置しておけば、盗難防止などにも活用できる。
大きさは直径48mm×高さ0.2mmで、ISO/IEC18000-6 TypeCに対応する。参考価格(税抜き)はロット50万個の場合、1個あたり約40円。DNPでは、音楽業界や映像業界、機密情報などを扱う管理センターや図書館などを対象に販売し、2012年度までに関連受注を含めて5億円の売上を目指すとしている。
《冨岡晶》
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