ベリサイン、スマホ認証にJailbreak/root化の検知機能を追加
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「ベリサイン マネージドPKI for Device」は、指定した端末のみ企業のネットワークにアクセス可能とする、アウトソースの認証サービス。認証局の運用および管理はベリサインが行う。スマートフォンやタブレットPCへの証明書の発行は、ウェブブラウザからのダウンロードの他、専用アプリ「MPKI Client」により可能となる。
今回、iOSを搭載したiPhoneやiPadなどの端末において、Apple社の認可を受けていないソフトウェアをインストール、起動する目的でiOSの制限を取り外す「Jailbreak」(ジェイルブレイク、脱獄)、およびAndroid OSをプラットフォームとする端末において、メーカーが許可していないステムの操作を行う目的で、ルート権限でシステムを操作できるようにする「root化」(ルートか)が施された端末に対応する。「Jailbreak」および「root化」された端末は、深刻な脆弱性を生じさせ、企業のネットワークを危険にさらす可能性が高いとされている。
MPKI for Deviceに追加された機能では、専用アプリ「MPKI Client」がJailbreakあるいはroot化された端末を検知し、不正な端末への証明書の発行を禁止することが可能となった。また、検知結果は管理者向けの設定および管理ツールであるデバイスIDマネージャに記録される。新機能は「MPKI Client」のバージョンアップによって利用が可能となる。iPhone、iPad向けはApp Store、Android OS向けはAndroid Marketから、それぞれ2月20日以降順次公開され次第、無償でダウンロード可能。動作環境はiOSが4.0以上、Androidが2.2以上。
《冨岡晶》
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