NEC、前橋市立図書館・大和市立図書館へクラウド型図書館システムを提供
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「GPRIME for SaaS/図書館」は、公共図書館や組織内の図書室・資料室などにおける、蔵書の管理・検索・予約・貸出・返却システムや利用者管理システムなどの基幹業務システムを、NECのデータセンターからSaaS型で提供するもの。図書館とデータセンターを接続するネットワークも提供する「VPNサービス」も提供している。
前橋市は、現在16の市立図書館(本館・分館)で、トータルで約100万冊の蔵書を保有している。この様な大規模な蔵書管理にクラウドサービスを利用することは、国内で初めての事例だという。NECは、16の図書館(本館・分館)とデータセンターを接続させるVPNも構築し、トータルで前橋市の図書資料管理業務をサポートする。一方、大和市は現在、図書館1館と学習センターに設置している4室の図書室で、トータルで約43万冊の蔵書を保有。「GPRIME for SaaS/図書館」を利用することにより、図書館システムを24時間365日運用することを可能とした。
いずれも「GPRIME for SaaS/図書館」を利用することでネットワークを含めた全体の最適化を図ることが可能となり、同等のシステムを個別に開発・運用する場合と比べてIT経費を大きく削減できる見込みとしている。また「GPRIME for SaaS/図書館」はクラウドサービスのため、職員や図書館の利用者は常に最新機能を利用できる。たとえばお気に入りの本のリストを作成できる「マイブックリスト機能」などが、新たに利用可能だ。
前橋市立図書館は1月5日から、大和市立図書館は2012年1月1日から本サービスを利用開始している。
《冨岡晶》
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