俊英館が授業用iPadアプリの開発プロジェクトを始動
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俊英館では昨春より、iPadとプロジェクターを使った新たな授業スタイルのコースを小学生向けに開講。その後も動画教材を用いた中学生向けの理社講座を開講するなど、授業におけるiPadの活用に積極的に取り組んでいく中で、さらに効果的なiPad授業の実現のためには市販のアプリでは限界があると感じるに至ったという。
プロジェクトには、実際に教育現場で授業をする講師の意見を取り入れるため、中学受験専門塾「鉄能会」から数名の講師が参画し、アイデアを提供する。鉄能会は、完全少人数定員制により大手塾にはない生徒一人ひとりへのケアを実現した中学受験専門塾で、難関中学校への合格者を多数輩出しているという。
プロジェクトでは、講師と生徒がiPadを持ち、生徒が書き込んだ解答を講師が手元のiPadで確認した後、個々または全員の解答をプロジェクターで映写するアプリなどを構想。従来の教材ではなし得なかった新しい「学び合い」のスタイルを提案していくという。同社では、実用的な授業用アプリを生み出すことで、なかなか進まない教育業界におけるICT導入を推し進めたいとしている。
《田崎 恭子》
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