日本HP、SSD搭載のiSCSI仮想化ストレージ「HP P4900」発表
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日本HP、iSCSI仮想化ストレージ「P4000 G2 SAN」に最新OS「SANiQ9.0」搭載へ
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日本HPでは、次世代ITインフラ実現に向けた戦略「HP Converged Infrastructure」を推進しており、その中核を担うストレージ製品ブランドとして「HP Storage」を展開している。そして、「HP Storage」におけるサービス指向ストレージ「Converged Storage」の主力製品として、スケールアウト技術を活用したiSCSI仮想化ストレージ「HP P4000」をラインアップしたとしている。「HP P4900」は、「HP P4000」シリーズのもつスケールアウトアーキテクチャーを継承しつつ、SSDを搭載することで処理性能を大幅に向上させたのが特徴。ハイパフォーマンス領域におけるスケールアウトニーズの高まりに応えるという。
「HP P4000」シリーズの特徴であるスケールアウトアーキテクチャーは「HP P4900」にも継承されており、「HP P4000」シリーズ共通OS「SAN/iQ」を搭載し、ストレージクラスタリング、ネットワークRAID、シンプロビジョニング、スナップショットなどに対応した。
「HP P4900」のベースモデルは2ノード構成で、1ノードあたり400GB SSDを8基搭載し、合計6.4TBのストレージ容量を提供すると共に、標準で10Gbitイーサネットを装備している。あわせて、400GB SSDを8基搭載した1ノードの拡張用ユニットをラインアップしている。ベースモデルに追加接続することでリニアに処理性能を向上することが可能になる。
SSDの搭載により、IOPS、レイテンシは大幅向上し、ベースモデルの2ノード構成で最大70,000IOPSの性能を提供。70,000IOPSを提供するときのレスポンスタイムは3ms。日本HPによると、15K SASと比較した場合、10倍以上のIOPS、10分の1のレイテンシを実現している。ストレージクラスタリング機能により、ストレージニーズの増大に合わせてオンラインでシムースレスに容量とパフォーマンスをリニアに拡張可能だ。集中管理コンソール(CMC)にはSSD管理機能「SMARTSSD Wear Gauge」を搭載し、SSDの利用状況をリアルタイムで可視化。利用済み回数のパーセンテージや、利用状況から推測される残り寿命、寿命到達時期の予測など、複数のSSDを横断的に把握可能だ。
「HP P4900 G2 SANソリューション ベースモデル(2ノード、6.4TB)」の価格は、19,950,000円(税込)から、発売は23日より。「拡張用ユニット(1ノード、3.2TB)」の価格は、10,080,000円(税込)から、発売は23日より。
《池本淳》
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