デモの主張自体はMWCとはあまり関連性がなく、スペイン政府が進める教育改革に対して反対する内容のもの。
スペイン政府は巨額の財政赤字のため、EU諸国の中でも緊縮財政を進めており、2011年5月には数万人規模のデモにまで発展した。MWCの開催前にはバスや地下鉄、タクシーなどの公共交通機関の労働者によるゼネラルストライキが予定されていたが直前に回避され、MWCはいまのところ大きな混乱もなく進行している。
学生らは普段は激しくクルマが行き交うエスパーニャ広場のロータリー一帯を占拠しながらデモ行進。警察はこうしたデモの扱いに慣れているのか、遠巻きに眺めているだけ。とくに物々しい騒ぎになることはなく、集団は会場前を去っていた。