KDDI研、LTE-Advanced基地局向けとなる無線装置内蔵小型アンテナの試作に成功
ブロードバンド
テクノロジー
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
ハイホー、SIMレンタルの「hi-ho LTE」提供開始……1枚と3枚までの2タイプ
-
イー・アクセス、下り最大75Mbps「EMOBILE LTE」を月額3,880円から……3月15日に提供開始

現在の携帯電話無線基地局は、電力増幅器やフィルタ等が内蔵された無線装置とアンテナが分離して設置されている。KDDI研では、基地局の簡素化と設置工事の軽減を目指し、無線装置とアンテナの一体化に取り組んできたが、このたび2GHz帯を利用して、アンテナの円筒直径を従来と同等である直径約135mmにまで小型化したLTE-Advanced向け無線装置内蔵型アンテナを試作開発した。
本アンテナでは、内部に用いられているアンテナ素子構成に新方式を採用したことで小型化を実現した。さらに高速データ通信向けMIMOへの対応も可能となっている。これにより、約50%の消費電力削減が見込まれるとしている。バッテリ駆動による無線設備のさらなる長時間運用が可能となり、災害・停電対策としての活用も期待されるという。
同研究所では今後は、複数の周波数帯への対応を目指し、2GHz帯以外の800MHz帯、1.5GHz帯などのマルチバンド無線装置内蔵アンテナの研究開発を進めていくとしている。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/